設備紹介

設備紹介

診察ユニット

じっくりと病歴を聞き、的確な診断と治療を施す場所です。鼻汁を吸引したり、鼻にお薬をスプレーしたり、のどに薬を塗るといった耳鼻科の局所処置や東洋医学的な問診、脈診、舌診も行います。さらに症例に応じて、血圧測定や胸部聴診を行なうこともあります。
患者さんや保護者の方との大切なコミュニケーションの場でもあります。いつでも患者さんが話しやすいように心がけていますので、処置や治療のことでわからないことや疑問な点があれば何でもご遠慮なくご相談して下さい。真摯に対応させて頂きます。

耳鼻科レントゲン・CR機器

当院のエックス線装置は少ない放射線量で撮影できます。デジタル画像読み取り(CR)装置との併用で、鮮明なデジタル画像がモニターに大きく映し出されます。

エックス線装置 エックス線装置

硬性鏡

CCDカメラ付き内視鏡で、直径1センチの鼓膜の病変を鮮明な画像で映し出すので、小さな病変も見落としません。保護者の方もお子様の良くなった鼓膜を見て、安心できます。当院で一番活躍している高性能機器です。鼻用もあります。

硬性鏡

手術顕微鏡

Carl Zeiss社の高性能手術用顕微鏡です。耳垢除去から鼓膜切開術や鼓膜換気チューブ挿入術まで耳のあらゆる処置や手術では欠かせない存在です。当院で最も活躍している機器の1つです。

聴力検査室

当院の聴力検査室は2重構造・2重扉でできているため、遮音性能は抜群です。周囲の音に影響されず、正確な聴力検査が実施できます。

オージオメーター

オージオメーターで以下の検査が可能です。

  • 標準純音聴力検査
    聴力を調べる重要な検査で、音の伝わり方が障害される伝音難聴か、音を感じるセンサーが障害される感音難聴か、それらが合わさった混合難聴か、3つのタイプの難聴を区別します。
  • ティンパノメトリー
    鼓膜の動きを調べる検査で、小さなお子様でも可能な検査です。特に滲出性中耳炎の診断・治療に重要な検査です。
  • 耳鳴検査
    耳鳴りが、どの周波数の音で、どれくらいの大きさで鳴っているのかを調べる検査です。
    耳鳴りの評価にとても役立ちます。
  • 語音聴力検査
    ことばの聞き取り具合を調べる検査で、補聴器を左右どちらの耳に装着すべきかを決定する際、決め手となる検査です。
  • 中耳機能検査
    鼓膜の穴を塞ぐと、どれ位聴力が改善するかを調べる検査です。手術の適応を決めるのに、役立ちます。
  • 耳小骨筋反射
    大きな音に対する顔面神経の反射の有無を調べる客観的な検査で、顔面神経麻痺の予後判定にも利用できます。
  • 自記オージオメトリー
    感音難聴の中でも、音を感じるセンサーの障害なのか、音を伝える神経の障害なのかを区別できる優れた検査です

電子内顕微鏡

最新の電子内視鏡を使用しており、鼻からのどの奥のすみずみまで、細かな病変をより鮮明に映し出せます。検査後、声帯の動きを動画で見ることも可能です。

眼振検査

赤外線CCDカメラで、めまいに特有な『眼振』と呼ばれる異常な眼球の動きを正確に捉えることができます。『眼振』の出方で、どのタイプのめまいかを的確に診断します。検査後に、眼球の動きを動画でお見せいたします。

エックス線装置

無呼吸検査

無呼吸やいびきの有無を入院ではなく家庭で正確に検査できるのが最大の特徴です。
鼻・首・指に3つのセンサーを装着して、いつものように就寝し、翌朝機械を外せば、測定は終了しています。病院で解析すれば一瞬のうちに結果が判明する優れものです。

ネブライザー

炎症のある鼻・のど・気管に薬液の入った蒸気を吸入します。喘息の咳があれば、気管支拡張剤を入れて吸入すると楽になります。

電子カルテ

カルテを探す手間がいらず、処置が終われば、自動的に会計が終了するので、待ち時間が、短縮されます。

画像ファイリングシステム

レントゲン写真・聴力検査の結果・鼓膜の写真・電子内視鏡の写真などが、すべて、一元管理されます。治療の経過も時系列で並べることで、治療の推移が手に取るようにわかります。Drの右腕のような存在です。

オートクレーブ

処置や手術で使用した医療器具を滅菌するための器具です。清潔で安全な医療行為には欠かせません。

空気清浄機

待合室に1台、診察室に2台の合計3台の空気清浄機を備え付けております。来院された患者さんの衛生環境にも配慮しております。

AED

心臓がけいれんして、正常な血液を全身に送り出すポンプ機能が失われてしまった状態(心室細動)の心臓に対して、電気ショックを与えて、正常なリズムに戻すための医療機器です。意識障害から3分間で救命率は70%まで低下します。最初の数分が救命の決め手といわれる所以です。当院でも万が一に備え、導入しています。

CO2(炭酸ガス)レーザー

花粉症・アレルギー性鼻炎の方で、薬物治療で思うような効果が得られず、特に鼻づまりがひどい方にはよい適応となります。痛くないように鼻の粘膜を15分表面麻酔後、粘膜表面に浅くレーザーを照射していきますので疼痛や出血がほとんどありません。両側約30分程度で手術が終了します。手術料は、両側同時に行った場合8730円(3割負担)です。術後1週間は鼻の粘膜が反応性に腫れて、鼻づまりが一時的にひどくなりますが、経過とともに改善していきます。レーザー照射の効果は1~2年で減弱しますので、効果が無くなれば、再度レーザーを照射することになります。スギ花粉やヒノキ花粉症の症例では、花粉飛散期にはレーザー照射ができませんので飛散開始前の10月~12月にかけて行うと効果的です。

当院では下記のような症状の方にレーザー治療をおすすめしています
・一年中鼻づまり症状のある方
・長期の通院が困難な方
・常に薬を服用していないと快適な日常生活を送れない方
・薬による治療で効果の得られない方
・薬の副作用が出やすい方
・薬を使いたくない方

耳音響放射検査機器(イーロスキャン)

ある音を聞かせると内耳はその音に応じた小さな音を出すことが知られており、この現象を耳音響放射と言います。その音の発生源が内耳の蝸牛に存在する外有毛細胞です。外有毛細胞は音に合わせて伸縮運動のダンスをするため、ダンス細胞とも呼ばれています。この外有毛細胞が障害を受けると耳音響放射は記録することができないため、この医療機器により、蝸牛機能が正常に働いているかどうかを客観的に調べることができます。
イーロスキャンは6周波数を12秒で素早く自動的に検査するため、乳幼児の聴覚検査に最適です。
また成人の突発性難聴や高齢者の老人性難聴の際に、蝸牛機能が正常か否かを診断できるため極めて有用な検査機器です。

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