藤村医院BLOG

2011.09.07更新

点滴などで栄養を摂っている寝たきりの高齢者は、口から食事ができる寝たきりの高齢者と比較して、日和見病原菌が高頻度で見つかったことを

九大歯学部の山下喜久氏らが、Appl Environ Microbiol8月5日オンライン版に報告した

点滴などで栄養を摂る経管栄養群は男性が多く、舌苔(ベロの上に付着する白い細菌の苔)が厚く、入れ歯の使用が無いなどの特徴があった

山下氏は「食物残渣によって口腔が汚染されない経管栄養者では、我々歯科医師でさえ口腔管理の必要性を軽んじてしまいがちです。

しかし、今回の研究結果は口から食物を摂取するというごく当たり前のことが正常な細菌叢の維持にいかに重要であるかを示しています。

毎日の何気ない生活の営みが実は健康維持に決定的な意味を持っているのかもしれません。

我々の健康についてはまだまだ分からないことだらけですが、今回の研究結果によって高齢者の口腔管理だけではな口腔機能を維持することことの重要性が医療の現場において再認識されればこれに勝る幸せはありません」


藤村医院歯科では「1本でも多くの歯を残し、生涯自分の歯で噛みましょう!」をモットーに予防の大切さをお伝えしておりますが、まさにそれを証明する研究発表です

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太宰府市 藤村医院歯科・耳鼻科

藤村哲之


投稿者: 藤村医院

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