歯科NEWS

2011.03.05更新

歯科医院の審査・認証を行う特定非営利活動法人「歯科医療情報推進機構」(藤本孝雄理事長)は、インプラント(人工歯根)治療を行う歯科医院を対象にする第三者認定制度(インプラントセーフティーマーク)を新たに発足させる。

普及が進む歯科インプラント治療の安全性確保につなげるのが狙いで、▽標準レベル以上の治療チームで臨床対応できるか▽スタッフへの教育体制が確立されているか▽院内感染対策に取り組んでいるか▽患者のデータを管理しているか-などを審査。一定のレベルに達している歯科医院にセーフティーマークを発行する。審査項目は400前後になる見通しだ。

国際標準規格(ISO)の審査員資格を持つ人や歯科医療の専門家らが、書面審査と訪問審査により評価。5年ごとの更新制度も設ける。今夏の認定スタートを目指す。

高齢化が進む中、同機構では歯科インプラントの需要増を見込んでおり、松本満茂専務理事は3月3日に開いた記者会見で、「高価なインプラントを長く使いたいと思うのは当然」と述べ、第三者による認定制度の必要性を強調した。

投稿者: 藤村医院

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